くろのはらぐろ

月刊『Badi』で連載中の『下宿のお兄さん』は
現在『Badi.jp』で、第２８話まで
電子書籍版が配信中ですが
この度、G@MES VIDEOさんが運営する
『MEGA HUNK CHANNEL』でも、連載配信として
毎月２話ずつ配信されることになりました。
※MEGA HUNK CHANNELはアダルトサイトです。

８/１３（月）配信スタートです

初回、第1話、第2話セット260円
第3話180円でのレンタル配信です。

Badi.jpでは利用できなかった
Macやスマートフォンでも利用できますので
これまで読めなかったMacユーザーの方は
ぜひぜひご利用ください。







今回配信される第１話〜第３話を、あらためて読み返すと
木皿泉ドラマ・『すいか』の影響を
受けていると、自分でも思いました。
あまりにも大好きで、DVD-BOXまで買って
何度も繰り返し観ていたので…。

ただ、設定については
『すいか』のマネをしたわけではなく
木皿泉ドラマに出会う前
薔薇族で『ミルク』を連載していた当初から
次に連載を持てたら下宿モノにしよう！と、考えていて
建物は、画家のアトリエ兼住居だった
近所の洋館をモデルにしたいと思っていました。
（残念ながら、すでに取り壊されてしまいましたが）

そんなこともあり
自分の描きたい世界に似た世界を
自分が考えるよりもはるかに
高いクオリティで作品にしている『すいか』に
どっぷりとハマってしまったのかもしれません。

なので、設定以外に似ている部分があったとしたら
それは、オマージュです！
（ということにさせてください）


絵柄も見返してみると
今の絵柄とはちょっと違っています。
とくに、線が太い！！

それは、この『下宿のお兄さん』の連載で
本格的にコミックスタジオを使い始め
まだ新しいツールに慣れていなかったことが
原因だと思っています。

こんなふうに、あらためて読み返すと
色々と恥ずかしい部分も気付いてしまいますが
この『下宿のお兄さん』は
回を重ねる毎におもしろくなって行く
という声もいただいていますので
ぜひ、毎月楽しみに読んでもらえると嬉しいです。

そして、HUNK CHANNELのレンタルで
気に入っていただけたら
Badi.jpで、PDFファイル版をぜひ

『下宿のお兄さん』第２９話が
月刊『Badi』９月号に掲載中です

今回も２８話の紹介に続いて、ちょっと趣向を変えて
面倒くさかったコマの紹介。
（そんなんでいいのか）

まずはこのコマ。
本当は、もっとゴチャゴチャ感を出して
暑苦しさ全開にしたかったのですが
時間的にこれが限界でした。

夏らしく、ノンケどもはパンイチですよ。



次はこのコマ。
オープンカフェのシーン。



実はこのコマ、コミックスタジオの
3Dファイルを読み込む機能で
カフェの３Dデータを使っているので
実際に全ての線を描き込んでいるわけではないのですが
それでも、かなり時間が掛かってしまいました。

と、こんなゴチャゴチャしたシーンだけではありません。
由美かおる並みに、お約束になりつつある
大輔の入浴シーンもありますよ



「下宿のお兄さん」は
電子書籍版で今月、１８・１９・２０話が一挙３話
バディー･ジェーピーで配信になりました。
ぜひこれまでの展開をチェックしてみてください

そして、今月の『Badi』９月号は
『そらいろフラッター』がイタリアで
単行本化・出版が決定するなど大活躍のおくら先生の
『カミングアウト -前編-』が掲載されてますよ。

田亀源五郎先生の『エンドレス・ゲーム』も
今回は８ページながら、大迫力のシーンです

個人的に毎回楽しみなのは
その辺を歩いている兄ちゃんを取っ捕まえて
服を剥ぎ取る（語弊だらけ）
『マチ★パン』
もっとページ数あるといいのになぁ。

Badi (バディ) 2012年 09月号 [雑誌] (2012/07/21) 不明 商品詳細を見る

そして、
G@MES VIDEOさんが運営する
『MEGA HUNK CHANNEL』では
『タッグ』シリーズ全４話（各３２ページ）他
『SUCK!』など、HUNK CHANNELでしか読めない作品も
絶賛配信中です
※MEGA HUNK CHANNELはアダルトサイトです。

こちらもぜひぜひ読んでみてください

G@MES VIDEOさんが運営する
『MEGA HUNK CHANNEL』内のコミックチャンネルで

『ホワイト・タブレット』
『SUCK!』

の２本が、新たに配信スタートです

この２本、2003年と2005年に
『薔薇族』に掲載されたあとは
一度も書籍化されたことのない作品です

今回の電子書籍化のお話がなければ
世に出ることはなかったかもしれない
幻の（？）作品ですよ






『ホワイト・タブレット』は
鬱病と診断され、病院に通う男子のお話。

ぼく自身、一時期、軽い鬱病と診断されて
パキシルという薬を飲んでいたことがあるので
そのときの経験を元に、物語を作りました。

ちょっとマジメなストーリーですが
重い物語ではなく、ノンケ男子とゲイ男子の
リアルな青春ストーリーに仕上がっているかな
と思っています。










『SUCK!』は、タイトル通りの内容
スラングで使われる「いけてない」「むかつく」の意味ではなく
エロい方の…辞書では《俗語》と書かれた方の…意味ですよ
(▰˘◡˘▰)ﾎﾟ

タイトルロゴは、今回の配信に合わせて
あらためて、自分で作りました。
ムリヤリですが、ホニャララをイメージした
ロゴにしてみました。
（見えないかな…^^;）

ほぼ全編、ここには載せられないシーンでいっぱいですので
男子だけの青春エロストーリーが好きな方はぜひ


「MEGA HUNK CHANNEL」内の
「コミックチャンネル」というアイコンをクリックすると
作品紹介ページへ進めます。

１週間見放題、各16ページ、260円での配信です。
※サイトは【アダルトサイト】です。

G@MES VIDEOさんが運営する
『MEGA HUNK CHANNEL』内のコミックチャンネルで

『彼の踝』
『ツヨシの背骨』
『となりのひでと』

の３本が、新たに配信スタートしました

「MEGA HUNK CHANNEL」内の
「コミックチャンネル」というアイコンをクリックすると
作品紹介ページへ進めます。

１週間見放題、各16ページ、260円での配信です。
※サイトは【アダルトサイト】です。














『彼の踝』『ツヨシの背骨』の２作品は
1997年に「薔薇族」で掲載されたものを
2004年に新たに全ページ描き直した作品です。

『彼の踝』では強の
『ツヨシの背骨』では敦史の視線で
それぞれの心の動きを描きました。

ゲイに告白されたノンケの心情をどう描くか
当時、自分なりに色々と考えながら描いた記憶があります。

どちらか片方だけでも完結していますが
同じ場所、同じ時間に
それぞれの主人公がどう感じているのか
両方読むことで、さらに楽しめる内容になっています。

ちなみに、この２本はエロシーンなしで
心理描写に重点を置いています。

チョメチョメシーンがないとつまんないという人には
次に紹介する『となりのひでと』がオススメです








『となりのひでと』は
「爆男vol.６」に掲載された作品です。

ここには載せられない
ほにゃららシーン（笑）満載ですよ


そして、７月１１日には
2003年と2005年に「薔薇族」に掲載後
一度も書籍化されていない幻の作品（大げさ）
『ホワイト・タブレット』と
『SUCK!』の２本が配信される予定です。

こちらもお楽しみに〜

お正月に北海道に帰省した際
おたる水族館のオリジナルビールなどを
お土産に送ったのがきっかけで
田亀源五郎先生ご本人から
新刊『田舎医者/ポチ』を送っていただきました

お土産送ってよかった〜（笑）
地ビールが、サイン入り（お馴染みのクマのイラストも！）の
単行本に変わるという、わらしべ長者的な気分です。
絶頂です。

実はいただいたのは４月なのですが
すぐに感想をブログに…と思いつつ
締め切りや雑務に追われて
２ヶ月が経ってしまいました


『田舎医者/ポチ』は短編８作品の構成で
バディに掲載された作品を中心に
単行本用に描き下ろされた作品も収録！
装幀もレトロな雰囲気で素敵です。

特に描き下ろし作品の
「見知らぬ土地で奴隷にされて…」のストーリー展開には
久々に背筋がゾクッとしました。
怖いよ〜

それとは逆に「田舎医者」のように
脳天気な、明るく楽しいエロ作品もあり
（描写は脳天気ではなく迫力満点！）
とても読み応えのある内容でした。
坊主好きとしては、滋くんが絶頂


世界で活躍するアーティストである田亀先生の
その作品のクオリティは、ここで書く必要もないと思いますが
迫力のある映画のような臨場感や
それを表現する確かな技術は
さすがとしか言いようがありません。

そして、今回あらためて感じたことは
次から次へと生み出される発想力の豊かさ。

少ないページの中で登場人物の魅力を表現し、見せ場を作り
ストーリーをまとめなければならない短編は
力がなければ、説得力のない作品になってしまいがちですが
これだけたくさんの短編を描きながら
「どれも違う」というのは、驚異的です。

薔薇族でデビューして１７年目にして
すでにムリヤリ絞り出したアイディアを
どう形にするか迷いながら必死に描いている僕とは違い（汗）
もっともっと多くの作品を描き続けているはずの田亀先生の作品は
溢れ出るアイディアをどう料理しようか楽しんで描いている
そんなイメージが浮かんで来ます。


ハードな描写もあるので
男子好きのすべての人に！という作品ではないかもしれませんが
野原くろ〜？ユルくて読む気しね〜というような（笑）
ハードな作品が好きな人にはヨダレモノだと思います

田亀先生ご自身による作品解説も、とても興味深く
ファン必読ですよ

田舎医者/ポチ (2012/04/13) 田亀 源五郎 商品詳細を見る

↑ちなみにこれが、おたる水族館のオリジナルビール