瀬をはやみ。

朝の連ドラ『ちりとてちん』。

同じ大阪制作の『芋たこなんきん』が名作だっただけに
それを越えられるかというと
なかなかむずかしいところだと思うけれど
油断していると、突然いい演技で、いいセリフが出てきて
気がつくと引き込まれてしまって、涙がホロリ（笑）
ということもしばしば。

特に、徒然亭草若（つれづれてい そうじゃく）の
弟子・草々（そうそう）の元兄弟子・草原（そうげん）が
辞めてしまっていた落語家への復帰を決意するシーンは
もう、卑怯なくらいに（？）いいシーンでした。

この草原役、桂吉弥（かつらきちや）さんという
本当に落語家のようです。
大阪では有名な人なのでしょうか。
ネットで調べたところ、大河ドラマ「新選組!」にも
出ていたようです。
演技、うますぎです。
すごい。

そして、このシーンで核になっているのが
「崇徳院」という古典落語に出てくる
百人一首の歌。


瀬をはやみ岩にせかるる滝川の　
われても末に逢はむとぞ思ふ


「
川の流れが速いので、岩にせきとめられる川が
二つに分かれても、また一つになるように
あの人とまたきっといつか逢うのだと思う。」

という歌。
辞めてしまっていた落語に重ね合わせ
この演目を演じるのだけれど
「あわんとぞ思う」をかみ締めるように歌うシーンは
思い出しただけで、もぉ～
涙目になりそうです（笑）。

古典っていいなぁと、ちょっと
あらためて勉強してみたくなりました。
この崇徳院という落語も聞いてみたいです。



と、前回も今回も画像がなく、ちょっと寂しいので
文章とは、まったく関係ないのだけれど（汗）
今日のおやつ。



「Pasco」の『もちっとメープル ロール』。
『もちっとロール メープル』？どっち？

パスコは、もっちり感が得意です。
おいしいです。
食パンもパスコがいちばん好きです。



そして、今日のうちの猫。

写真を撮ろうとしたら、携帯のニオイを嗅ぎに来て
こんな写真になってしまいました。
いくつになっても、目が鋭いです（汗）。
「逢わむとぞ思ふ」と言うより
「出てこいや～」という感じ（涙）。

お願い、睨まないで。

わんくりっくで 逢わむとぞ思ふ
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